目的別に2種類のトレーニングを!
マラソンでは何と言っても「持久力」を高めなければならない。
全身持久力(心肺機能)と筋持久力の向上が必要だが、マラソンの場合は低めの運動強度で長時間走ることで両方鍛えられる。具体的にはLSD(L:long/S:slow/D:distance)だ。これが基本中の基本だと考える。
さらに、目標タイムを目指すのであればレベルに応じたスピードトレーニングも織り交ぜたい。
つまり目的を分けて、
1 持久力のトレーニング(主にLSD )
2 スピードトレーニング(目標ペースの95~97% 目安)
この2種類のトレーニングを行えば良い。他にも、
・筋力トレーニングで筋持久力を向上させる
・フォームの確認
などを目的としたトレーニングもあるが、ここでは走ることで「持久力」と「スピード」を養うトレーニングの例をレベル別に紹介しよう!
※トレーニング例を参考に消化できるメニューにアレンジしよう!私の場合、平日のスピードトレーニングは自転車のローラーで行なっている(走る場合と心拍数を上げる時間を同じにする)。また、トレーニングを2回に分ける日もある。
※トレーニングは「質」と「量」でキツさが決まる。スピードトレーニングの場合は「質」が高いので、「量」(距離・時間)が少なくなる。
※ スピードトレーニング(最大酸素摂取量を高める)には、「最大努力で12分間ほど走る」のが効果的だが、心理的限界などもあり現実的ではない。代替えとして「最大努力で7分半前後走る×3本」がお勧めだ。上級者以外は「最大努力で」はかなりキツので、「最大努力に近いスピード=最大努力でのつもり」で8分~9分×3~5本が良いだろう。
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