3：補助エンジン搭載！

　　～反発力を推進力に利用する

【動画】反発力　＞

　棒は軸を垂直に立てた向きで地面に落とすとボールのように弾む。同じように人間の体も棒状にまっすぐにして地面へ落とせば反発力で弾むはずだが、実際には膝や腰、足首などを曲げてサスペンションのように衝撃を吸収している。走る時も接地時に地面から反発力を受けるが、この反発力を少しでも推進力に利用すれば筋力の他にも推進力を得られ省エネの走りになるわけだ。

そこで、体全体を前傾させて接地時に体が前方へ弾むようにしてみると反発力が推進力となる。支持脚に体重が乗り込む時に衝撃を吸収しないように膝の屈曲を小さくし膝から下（下腿部）で反発力を感じるようにしよう。イメージでは支持脚に一番体重がかかる時（下のイラスト-２）に体全体が棒状になり前傾して前方に反発力で弾む感じで走ればよい。これは接地してすぐのことなので、接地時（下のイラスト-１）に反発力を受けるイメージの方が分かりやすい人も多いかもしれない。私のイメージは「竹馬で走る感じ」だ。前傾姿勢や接地面と下腿部の角度や反発力の受け方が良くイメージ出来るからである。

注意点は衝撃を吸収し過ぎないで反発力を得ること。立脚相で膝の屈曲を最小限にし姿勢も背伸びをした時のように伸ばす。前傾して縄跳びをしている感じだろうか。

※衝撃を吸収しない分、足や膝などに負担がかかるので注意！ 

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