2:タフな筋肉で走る!
~大殿筋とハムストリングスをメインエンジンに
走りに推進力を与える主な筋肉として、お尻の筋肉(大臀筋)、太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)、太もも後面の筋肉(ハムストリングス)、フクラハギの筋肉(下腿三頭筋)が挙げられるが、このうち太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)とフクラハギの筋肉(下腿三頭筋のうち腓腹筋)は持久性の運動が苦手で乳酸が蓄積しやすく疲労しやすい(筋肉痛にもなりやすい)。それに比べると、お尻の筋肉(大臀筋)と太もも後面の筋肉(ハムストリングス)は赤筋線維の割合が多い*ので、マラソンではお尻と太ももの後面の筋肉を多く利用したい。これらの筋肉(大臀筋、ハムストリングス)は太ももを後ろへ挙げる作用(股関節の伸展作用)がある。股関節を支点としてバックキックするような動きだ。
走りの中では、前へ出した脚が接地準備する頃から(下左イラスト-5:青い脚)この動き(股関節伸展)が始まるが、ここからスピードをつけて膝を振り下ろして足を着く。そして、片脚に体を乗り込ませてから体の重心を接地点よりも前に移動して行く時(下右イラスト-2~3:赤い脚)に加速する。ここでしっかりと力を発揮する走り方を意識する。
注意点は、膝を伸ばす力やつま先で押す力は、太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)とフクラハギの筋肉(下腿三頭筋)を使うので、なるべく使わずに走ることだ。
*「赤筋線維の割合‥」~筋肉のタイプを解説 >
[関連ページ] * 目指せサブ4!! (`^´)o :f
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