【2:解説】

   筋肉のタイプ

★ 筋肉には持久性の運動が得意な筋肉と苦手な筋肉とがある。有酸素性のエネルギーを生産するのが得意な筋線維(細胞)は赤っぽい(ミトコンドリアやミオグロビンなどが多いため)ので赤筋線維(遅筋線維)と呼ばれこの筋線維の割合が多い筋肉は赤みをおびているので赤筋と呼ばれる。逆に有酸素性のエネルギー生産が苦手な筋線維(細胞)は白っぽく(ミトコンドリアやミオグロビンなどが少ないため)白筋線維(速筋線維)と呼ばれこの筋線維の割合が多い筋肉は白っぽいので白筋と呼ばれる。一つの筋肉には赤筋線維(遅筋線維)と白筋線維(速筋線維)が混在しているが、その割合には個体差がある。しかし、体のどの筋肉が赤筋でどの筋肉が白筋かは個体差が無く、個体差が認められるのは、「赤筋がより赤いか」(=持久性が高いか)「白筋がより白いか」(=瞬発性が高いか)の違いや、筋線維(細胞)の数(=筋肉の太さ=力の強さ)である。

 

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