武道では「心技体」という言葉があり、精神、技術、肉体の三つの要素が重視されていますが、これは全てのスポーツに共通することだと思います。
三つの要素の中で特にどの要素が最重要視されるかは、その競技種目や競技者のレベルによっても変わってくると思われますが、6月に100kmマラソンのレースを2つ控えていることもあり、ワタクシの場合は100kmマラソンにおいて「心技体」の各要素のバランスがどのくらいになるのかを考えてみました。
(・_・)b
いきなりですが、結論から言っちゃいます。
ワタクシの場合の100kmマラソンにおける「心技体」の割合は、
「心」‥1割
「技」‥5割
「体」‥4割
って、感じです。 d(*^◇^*)
意外だと思った方も少なく無いと思いますが、
「レース当日になってタイムに影響しやすい要素」
っと、考えて頂ければご理解されやすいかもしれませんネ。
で、まずはじめに考えたのは、全体の半分は「技」(テクニック)が占めるということ。この場合の「技」は2つの要素を含みます。
・フォーム。単純に走るテクニック。
・フォーム以外のテクニック。レース時のペース配分や戦略。
※レース前の調整も「技」に入れたいところですが、そうすると「技」の占める割合があまりにも大きくなってしまうので、ここでは「技」に含めずに考えました。
次に、残りの二つの要素が残り半分に対してどのくらいになるかを考えると「体」(肉体:体力)4で「心」1。と、なりました。
改めてお断り致しますが、これはワタクシが100kmマラソンを走る場合ですからネ。
(・_・)!!
では、解説。
「心」はレース当日になってからどんなに頑張ろうと熱望してもタイムには大きく影響しないと考えたので1割ぐらいが適当でしょう。もちろん、レース前のトレーニングの動機づけの段階では「心」は数倍大事になりますが、レース時は特にウルトラのように長時間に及ぶレースでは影響は少ないと思います。まだ、距離の短いハーフや10kmなどではどれだけ強気になれるかは結果に大きく影響しますが、運動強度の低い(有酸素運動の)100kmでは
「気持ちで頑張らなくても、頑張っても」
タイム差は小さいと思います。
‥ただ、長時間なので精神的な負担もとても大きいですネ。体力的にキツクなってから応援を受けると、とても心にシミて有り難いモノです!!
( ̄◇ ̄°*) ・゜
次に「技」についてですが、ととも大切な要素です。レースで失敗するかどうかは「技」に大きく依存していると思います。まずは、ペース配分。言うまでもなくウルトラでは最も大事な要素です。また、補給のタイミングや量も重要な技術の一つですネ。そして、地味ではありますが「フォーム」。何しろ長丁場ですから、一歩一歩をほんの僅かでもロスの少ないフォームでダメージを受けずに走り、それを続けることが重要です。ほんの僅かであっても100km走る間には積もり積もって大きな差になるのです。フルマラソンぐらいでは騙せても、100kmではよほど体力でアドバンテージを持っていない限り、無駄の多いフォームでの完走は難しく尚且つ肉体的にも辛くなります。ワタクシの話になりますが、フォームを改善する前は100kmを11時間半ぐらいで走るのがやっとでした。また、レース後はヒドイ筋肉痛で数日間は歩くのが辛かったモノです。しかし、フォームを改善してからはサブ10を達成したり、レース後の筋肉痛も以前の半分以下になりレース翌日も手すりに頼らずに階段を降っています。
(*^_^*)
そして最後の「体」ですが、体力は基本中の基本要素ですネ。これが無くては何も始まらないのですが、今のワタクシの場合、数か月かけてトレーニングを熱心にしても、気合を入れずにそれなりのトレーニングでレースに臨んでもタイムでは1時間の差はつかないと思います(逆にベストタイムを1時間更新するには気が遠くなるようなトレーニングが必要になると‥)。運動強度の低い(有酸素運動の)100kmでは体力よりも体調の方が重要かもしれませんネ。ワタクシの場合故障を抱えているのでそれが痛まないことを第一に願うのですが、当日になってから突発的に痛みが出ることもありますネ。ワタクシも過去に2回、腸脛靭帯が痛み出して制限時間ギリギリのフィニッシュになったことが有りました。
以上は主観的な感覚によるモノですから、人によっても大きく違ってくると思います。だからあまりご参考にはならなかったカモ知れませんネ‥
f(^_^;)
皆さんは普段、「心技体」ってことを意識したことがありますか?
まぁ、あれこれご意見はあるでしょうが、大事な三要素であることは間違いないことでしょう。
(*^◇^*)
では、さらばじゃ!”∖(^_^*)
コメントをお書きください