〈フォーム〉 *目指せフル完走!!(`O´)
~「フルマラソン完走」を目指すランナー
フルマラソンを完走するには、スピードアップよりも
"より省エネ"の走り方
を重視すべきだろう。当然、持久力と脚力を高めるまで走り込んだ上での話だが、走りの4つのpoints「2.腕振り」が脚力を補うことと骨盤の回旋と合わせて説明しよう。こうして脚力を補うハイブリッドなテクニックを身に付ければ、フル完走は夢では無い!
【動画】腕振り
※動画はYouTubeのサイト上で再生されます。
(音声が出ますのでご注意ください。)
"ニコニコ"ジョグ(^O^) 「2.腕振り」の中で「スキーのストックを突いて後ろに押しながら走るイメージ」と書いたが、このイメージで腕を前後にかつ後ろへ大きく振ることができる。
腕振りが重要な理由は、
・腕の振りは反射的に脚を動かす
・腕を大きく強く振ると脚も大きく強く動く
(上り坂では特に実感しやすいだろう。)
からだ。
ここで、「腕振り」の型と骨盤の回旋を考えてみよう。肘を張って「左右に回旋」するタイプ(a)と、「前後に振る」タイプ(b)とに分けてみる。
a「左右に回旋」
・上半身も同じように回旋しやすい
→バランスをとるために骨盤は逆方向へ回旋する
~水平面で右肘を外側から後方へ振ると骨盤の右側は前方へ(左側は後方へ)回旋する
→「腰を切った走り」を強調し、多くの場合必要以上に骨盤を回旋させストライドを広げ過ぎていると考える。
※腕を前後に振っても骨盤は回旋するものだ!
b「前後に振る」
・後ろへ大きく振れば、股関節の伸展に力が入りやすくなる
・適切な大きさで骨盤が回旋する
・前後の腕振りは接地時の膝下(下腿部)の動きをイメージしやすい
→反発力を利用して走りやすくなる(参照 3:補助エンジン搭載!)
※ 基本は腕を前後にかつ後ろへ大きく振ることだ!